ぎっくり腰ってどんな状態?よくある質問に答えます!

症状

「ぎっくり腰ってそんなに痛いの?」

「どんな状態ならぎっくり腰なの?」

ぎっくり腰について、このような疑問がよく聞かれます。

こちらの記事では、ぎっくり腰についてよく聞かれる質問にお答えしています。

ぎっくり腰について理解し、正しく対処してくださいね。

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ぎっくり腰ってなに?

はじめに、ぎっくり腰とは何なのか、基礎的な知識をご紹介します。

急性腰痛症

ぎっくり腰は病気や病名ではありません

腰が急に痛くなる現象を、便宜的にぎっくり腰と呼んでいます。

医学的には急性腰痛症と呼ばれています。

ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰に関しては、ハッキリとした原因が分かっていません。

激しい痛みがあるのに、検査をしても原因が分からないケースがほとんどです。

身体の機能低下が、ぎっくり腰のリスクを高めるという考え方もあります。

ぎっくり腰の症状

ぎっくり腰の主な症状が、激しい腰痛と可動痛(動くと痛い)です。

場合によってはトイレに行くのも困難となるケースがあります。

患部に腫れや発赤を認めるケースもあります。

何がどうなるとぎっくり腰になる?

ぎっくり腰を起こしている場合、次のような状態が考えられます。

筋線維が断裂している

筋肉は1つのかたまりではなく、筋線維が集まってできています。

腰に加わった衝撃で筋線維が断裂すると、ぎっくり腰の発症リスクが高くなります。

簡単に説明すると、腰の筋肉に肉ばなれを起こしたような状態です。

関節を捻挫している

腰の骨を医学的に腰椎と呼んでいますが、5つある腰椎は椎間関節を構成しています。

ぎっくり腰は椎間関節の捻挫で発症するケースもあります。

急な動作でぎっくり腰になるのはそのためです。

仙腸関節に障害が起きている

骨盤の中央には仙腸関節があり、上半身と下半身のバランスを保っています。

何らかの原因で仙腸関節が硬くなると、地面からの衝撃や重力を支えきれなくなります。

その結果、ぎっくり腰の発症リスクが高くなるのです。

ぎっくり腰に関するよくある質問

次に、ぎっくり腰に関するよくある質問について見ていきましょう。

もしかしたらその症状、ぎっくり腰のせいかもしれませんよ。

ぎっくり腰ってそんなに痛いの?

ぎっくり腰の症状は、人によってさまざまです。

まったく動けない場合もあれば、なんとか歩けるケースもあります。

回復までに要する期間にも個人差があります

ぎっくり腰って何歳くらいからなるの?

ぎっくり腰には好発年齢がありません

高校生や20代の若い方でもなる可能性はあります。

身体が柔軟な幼児や児童がなるケースはあまり多くありません。

ぎっくり腰になったら病院に行くべき?

初めてぎっくり腰になった場合は、病院で検査するのをおすすめします。

痛くて病院に行けないときは、楽な姿勢がないか探してみましょう。

楽な姿勢があるなら、慌てて病院に行かなくても大丈夫です。

痛みが落ちついてから、病院で検査してもらいましょう。

ぎっくり腰に湿布は効果ある?

ぎっくり腰の発症から48時間は強い炎症状態が続きます。

その間は、抗炎症作用のある湿布を貼ると、痛みを緩和する効果が期待できます。

3日目以降は温める方向に切り替えるのが一般的です。

ぎっくり腰とヘルニアって違うの?

ぎっくり腰は状態を意味する言葉であり、(腰椎椎間板)ヘルニアは病名です。

もともとヘルニアを持っている方が、ぎっくり腰になるケースは珍しくありません。

ヘルニアの場合は、腰痛以外におしりの痛みや足のしびれも見られる傾向にあります。

ぎっくり腰になったら安静にした方がいい?

ぎっくり腰の炎症期には安静がおすすめです。

3日目からは無理のない範囲で身体を動かし始めましょう。

過度の安静がぎっくり腰の回復を早めない事実は医学的にも証明されています。

ぎっくり腰になったらどうすればいい?

ぎっくり腰になったら、まずは応急処置をおこないましょう。

動けるようであれば病院に行き、原因を調べてもらいます。

冷やすか温めるかは、気持ちいいかどうかで判断するとよいでしょう。

初期にはアイシングをおこない、3日目から温めるのが一般的です。

コルセットをつけると筋力が落ちない?

ぎっくり腰でコルセットをつけても、筋力が落ちることはありません

炎症期に動かなければならないときは、積極的に着用するとよいでしょう。

寝るときは外して、自由な寝返りが打てるようにしましょう。

ぎっくり腰でお風呂に入ってもいい?

ぎっくり腰の炎症期に入浴するのは避けましょう。

身体を温めるとかえって炎症が拡大します。

発症から3日たったら、温めて様子を見てみましょう

症状が楽になるようであれば、どんどん温めましょう。

ぎっくり腰がクセになるって本当?

ぎっくり腰自体がクセになることはありません。

ぎっくり腰になるような生活を改めないと、何度でも発症する可能性があります。

くり返す場合は睡眠や運動などの生活習慣、普段の姿勢などを見直してみましょう。

ぎっくり腰はどれくらいで治る?

ぎっくり腰の症状は、発症から1週間ほどで落ち着いてきます

1ヶ月もすれば発症したことも忘れるくらいです。

2週間たっても痛みが引かない場合、早めに病院で検査しましょう。

何らかの疾患が潜んでいる可能性も疑われます。

ぎっくり腰はマッサージで治る?

ぎっくり腰の初期はマッサージをしない方がよいでしょう。

血行がよくなると、かえって炎症状態が悪化するからです。

マッサージはぎっくり腰の予防目的でするのがおすすめです。

ストレッチでぎっくり腰はよくなる?

ストレッチは基本的に、症状を予防するためにおこなうものです。

発症直後にストレッチをすると、かえって痛みが増すので注意しましょう。

症状が落ち着いたら、ストレッチで筋肉や関節を柔軟に保ちましょう。

ぎっくり腰に即効性のある施術はある?

ぎっくり腰に即効性のある施術はありません。

1回の施術で改善したなら、たまたまその程度のぎっくり腰で済んだのでしょう。

整体やカイロプラクティックなどに過度の期待をするのはやめましょう。

ぎっくり腰になったら慌てず冷静に対処しましょう

ぎっくり腰になったら、まずは安静が第一です。

症状が落ち着いてきたら徐々に身体を動かし、病院で検査してもらいましょう。

何度も再発する方は、生活習慣や姿勢を見直す必要があります。

ぎっくり腰の多くは、好ましくない生活習慣を積み重ねた結果だと知っておきましょう。

ぎっくり腰の予防法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

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