初めてのぎっくり腰への対処法!すぐに治す方法はある?

治し方

初めてぎっくり腰になると、

「思っていた以上に痛みがきつくてつらい」

「トイレに行くのも大変」

「いつ痛みが治まるのか不安」

といった悩みや不安がありますよね。

こちらの記事では、初めてぎっくり腰になった方へのアドバイスをご紹介しています。

ぎっくり腰をクセにしないためにも、初期の段階で正しく対処してくださいね。

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初めてぎっくり腰になった方からのよくある質問

ぎっくり腰への対処法について解説する前に、まずはよくある質問からご紹介します。

どうやって寝ればいい?

ぎっくり腰を起こした場合、痛い方を上にして横向きで寝るのが基本です。

ひざを抱えるようにして背中を丸めると痛みを緩和する効果が期待できます。

上になった方のひざ下へクッションなどを入れるのもおすすめです。

ぎっくり腰の痛みはいつまで続く?

症状の程度によりますが、激しい痛みはおよそ2日間(48時間)続きます。

その後、少しずつ痛みが緩和するのが一般的です。

1週間たつと痛みよりは違和感が残る傾向にあります。

何日で仕事に復帰できる?

症状の程度によりますが、正しく対処すれば1週間もあれば仕事に復帰できるでしょう。

場合によってはもっと短期間で復帰できるケースもあります。

ただし、無理をすると症状再発の恐れがあるため注意が必要です。

ぎっくり腰がクセになるって本当?

基本的にぎっくり腰自体がクセになることはありません

腰痛が再発するケースは少なくありませんが、腰の骨や神経自体に異常があるケースはまれです。

ぎっくり腰や腰痛の多くは、日常の生活習慣が原因となって起こります。

お風呂はいつから入れる?

お風呂に入れるのはぎっくり腰の炎症が治まってからです。

ぎっくり腰になった場合、発症後およそ48時間は炎症が続きます。

そのため、3日目からお風呂に入れるようになるのが一般的です。

湿布は効果ある?

ぎっくり腰に対するシップの効果は極めて限定的です。

消炎鎮痛剤の作用で、ある程度は痛みを緩和することが期待できます。

ただし、冷湿布を貼っても患部を冷やすことはできません。

初めてぎっくり腰になった場合の対処法

初めてぎっくり腰になった場合はパニックに陥ることも。

ただ、ぎっくり腰のほとんどは必ず改善に向かいます

ぎっくり腰になったら、慌てず冷静に対処しましょう。

初日~2日目は安静に

ぎっくり腰を発症すると、1~2日ほど激しい炎症状態が続きます。

この間に無理をすると、痛みが強くなるだけでなく、回復を遅らせてしまいます。

ぎっくり腰の発症から1~2日間は安静と覚えておきましょう。

痛みが強いときは患部を冷やす

ぎっくり腰にともなって、患部がズキズキ熱を持って痛むことがあります。

そのようなときは、アイスパックなどで患部を冷やしましょう。

1時間につき10分程度冷やすのが目安です。

3日目から温める

ぎっくり腰の発症から3日が経過したら、温める方向に切り替えましょう。

いつまでも冷やしていると、血行不良によって回復が遅れてしまいます

お風呂に浸かって気持ちよく感じるなら、温めた方がよいサインです。

1週間たったらストレッチ

ぎっくり腰の発症から1週間たったら、ストレッチで筋肉を緩めましょう。

ぎっくり腰の痛みをかばっているうちに、患部周辺の筋肉が硬くなっています。

その状態を放置した場合、慢性腰痛に移行する可能性もあるので要注意です。

初めてぎっくり腰になったらどこで見てもらうのが正解?

初めてぎっくり腰になると、どこで見てもらえばいいのでしょうか。

また、動くのがつらくても頑張って病院に行った方がいいのでしょうか。

基本は整形外科

初めてぎっくり腰になったら、整形外科で見てもらうのが一般的です。

ぎっくり腰に対するエビデンス(医学的根拠)のある治療は整形外科でしか受けられません。

まずは骨や神経に異常がないか、しっかり検査してもらいましょう。

動くのがつらくても行った方がいい?

ぎっくり腰で動くのがつらい場合、無理して病院に行く必要はありません。

極端な話、多くのぎっくり腰は放っておいてもいつかは治ります。

楽な姿勢が見つかるようなら、慌てて病院に行かなくても大丈夫です。

鍼が効くって本当?

ぎっくり腰に対して鍼灸が効果的という話があります。

ですが、鍼がぎっくり腰に有効であるという科学的根拠は今のところありません

興味がある方は、ぎっくり腰に関する以下のサイトをご覧になってみてください。

参照:科学的根拠に基づいた腰痛診療のガイドラインの策定に関する研究

ぎっくり腰でも仕事が休めないときの対処法

ぎっくり腰になってしまったものの、仕事が休めない方もいらっしゃることでしょう。

そのような場合、以下のような方法で痛みを緩和する効果が期待できます。

ひざ倒し体操をする

ぎっくり腰に即効性のある、数少ないストレッチの1つがひざ倒し体操です。

発症直後から取り組むと、動作時の腰痛を緩和する効果が期待できます。

  1. 布団やベッドにあおむけで寝る
  2. 両ひざを90度に曲げて立てる
  3. 両ひざを付けたままゆっくり左右に倒してみる(痛みが出たらすぐに戻す)
  4. 痛みがない方に30秒間ゆっくりと倒す
  5. 30秒したら反対側の痛みを確認する
  6. 痛みが残っている場合は③を繰り返す

ひざ倒し体操のポイントは、痛い方には無理して倒さないことです。

痛くない方にだけ、気持ちよく感じる範囲で倒しましょう。

痛み止めを服用する

ぎっくり腰でも仕事をしなければならない場合、痛み止めを服用するとよいでしょう。

現在のところ、ぎっくり腰の治療法として効果が認められているのは痛み止めと筋弛緩薬です。

ただし、自己判断ではなく病院で処方してもらうようにしましょう。

コルセットを利用する

身体を動かす仕事の場合、コルセットを利用するのがおすすめです。

関節の動きが制限されるため、痛みを誘発する動作を避けられます

コルセットも専門家の指導を仰いて着用するようにしましょう。

正しい対処でぎっくり腰を早く治しましょう

ぎっくり腰のほとんどは、極端な話をすれば放置していてもいつかは治ります。

ただ、早く治したい場合は、正しく対処することが重要です。

今回ご紹介した点を参考に、ぎっくり腰のつらい症状を早く改善しましょう。

痛みが治まったら、再発防止に取り組むことも重要です。

ぎっくり腰が慢性腰痛に移行しないよう、気を付けてくださいね。

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