ぎっくり腰をくり返す理由とは?腰痛借金を返済して改善しよう!

原因

「半年から1年に1回はぎっくり腰になる」

「動けないほどではないが、何度もぎっくり腰をくり返している」

…そんなお悩みはありませんか?

ぎっくり腰は病院の検査でも原因不明なことが多く、お困りの方も多いのではないでしょうか。

こちらの記事では、ぎっくり腰をくり返す理由について、専門家が分かりやすく解説しています。

ぎっくり腰の予防法も紹介しているので、二度と発症したくない方はぜひご一読ください。

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ぎっくり腰をくり返すのはなぜ?

ぎっくり腰を起こす理由として、腰痛借金をためていることがあげられます。

腰痛借金とは聞きなれない言葉ですが、簡単にいうと腰への蓄積された負荷を意味します。

ぎっくり腰はある日突然発症するイメージがありますよね。

でも実際には、コツコツとたまった腰への負荷が限界を超え、ぎっくり腰を発症するのです。

例えて言うなら、ぎっくり腰は爆弾が爆発した状態といえるでしょう。

ただ、その前から導火線には火がついているのです。

ぎっくり腰の原因となる腰痛借金がたまる理由

ぎっくり腰をくり返す方の多くに、腰痛借金の蓄積が見られます。

腰痛借金がたまる理由としては、次のようなことがあげられます。

姿勢が悪い

腰痛借金は姿勢が悪いとたまりやすくなっています。

とくに反り腰や猫背で骨盤が前後に傾くと、腰への負担が増し腰痛借金をためてしまいます。

ぎっくり腰をくり返す方も、思い当たる節があるのではないでしょうか。

疲労が回復していない

腰痛借金がたまる理由としては、疲労が回復していないこともあげられます。

私たちの身体は睡眠中に回復しますが、「疲労>回復力」になると徐々に腰痛借金がたまります。

睡眠不足や疲労がぎっくり腰の発症リスクを高めるのもそのためです。

血行が悪い

血行が悪いことも、腰痛借金がたまる理由の1つです。

血液は全身に酸素と栄養を運んでおり、血行不良になると身体の回復力が低下するのです。

腰に送られる血液量が減少すると、腰痛借金が徐々にたまる結果となります。

ストレス状態が続いている

腰痛借金は腰だけでなく、脳にも蓄積します。

ストレスの蓄積が腰痛の発症リスクを高めることは、医学的にも証明されている事実です。

身体のストレスだけでなく、心のストレスもぎっくり腰をくり返す原因となるわけです。

ぎっくり腰がクセになるって本当?くり返すとどうなる?

ぎっくり腰はクセになると言われることがあります。

結論から申し上げますと、ぎっくり腰自体がクセになることはありません

腰痛借金がたまる習慣を見直さないと、何度でもぎっくり腰を発症するだけのことです。

ただし、ぎっくり腰を何度もくり返すと、徐々に慢性腰痛へと移行する可能性があります。

また、ぎっくり腰になるような生活習慣が、ヘルニアなどの病気を招く可能性もあります。

腰痛借金を返済してぎっくり腰を予防する方法

くり返すぎっくり腰を予防するには、腰痛借金を返済する必要があります。

日常生活におけるちょっとした意識で、つらいぎっくり腰とサヨナラできますよ。

座り方を見直す

腰痛借金をためないためには、座り方を見直すことが重要です。

とくにデスクワークの方の場合、骨盤が前後に傾くと、腰に多大な負担が掛かるからです。

できれば床ではなく椅子に腰かけ、坐骨に上半身の体重を乗せるよう意識しましょう。

生活リズムを改善する

生活リズムの改善も、ぎっくり腰の原因となる腰痛借金をためないポイントです。

なるべく早寝早起きを心がけ、日常的に身体を動かすよう意識しましょう。

わざわざ運動をしなくても、エスカレーターではなく階段を使うなど工夫するとよいでしょう。

お風呂で身体を温める

腰痛借金をためないためには、お風呂で身体を温めるのもおすすめです。

1日の疲労をその日のうちに解消すると、腰痛借金をためないですみます。

シャワーだけだと気化熱で体温が奪われ、血行不良を招いてしまいます。

仕事が忙しい方も、せめて休日の前にはお風呂で身体を温めるのがおすすめです。

ストレスを発散する

腰痛借金をためないでぎっくり腰を予防するには、ストレスの発散も必要です。

そのためにも、趣味に没頭する時間を作ったり、気晴らしに出かけたりしましょう。

心身が健康状態に保たれれば、ぎっくり腰を根本から予防できますよ。

ぎっくり腰をくり返す方におすすめのストレッチ

ぎっくり腰をくり返す方は、原因となる筋肉の緊張を取り除きましょう。

ぎっくり腰のリスクを高める筋緊張は、以下の場所に起こることが多くなっています。

殿筋群のストレッチ

殿筋群はお尻にある筋肉の総称で、硬くなると猫背になるリスクを高めます。

猫背でぎっくり腰をり返す方には、殿筋群のストレッチがおすすめです。

  1. ヨガマットや床に仰向けで寝る
  2. 右ひざを両手で抱えて胸の方に引き付ける
  3. 30秒たったら反対側も同じようにおこなう

反対側の肩の方へひざを引き寄せるとより効果的にストレッチできます。

 大腰筋のストレッチ

大腰筋はお腹にある筋肉で、硬くなると反り腰の姿勢を招きます。

反り腰でぎっくり腰をり返す方には、大腰筋のストレッチがおすすめです。

  1. ヨガマットや床にうつ伏せで寝る
  2. 両手を床につき、上半身を後ろに反らす
  3. 30秒×3セットおこなう

2のときは背中を反らすのではなく、上半身全体を持ち上げるようイメージしましょう。

 ハムストリングスのストレッチ

ハムストリングスは太ももの裏側にある筋肉です。

硬くなると骨盤が後ろに引っ張られ、腰への負担が増します。

身体が硬くてぎっくり腰をり返す方にはハムストリングスのストレッチがおすすめです。

  • ヨガマットや床に長座する
  • 上半身を前に倒し手で両足の先をつかむ
  • 30秒×3セットおこなう

身体が硬い方はタオルを両足の裏に引っ掛け、両手で引っ張りながら身体を前に倒しましょう。

くり返すぎっくり腰は根本から改善しましょう!

ぎっくり腰のほとんどは、病気ではなく生活習慣の積み重ね(腰痛借金)が原因です。

つまり、生活習慣を見直せば、くり返すぎっくり腰とサヨナラするもの夢ではありません。

今回ご紹介したストレッチなどを心がけ、くり返すぎっくり腰を根本から改善しましょう。

ぎっくり腰の心配がなくなれば、日常を快適に過ごせますよ。

自分にできることからコツコツと取り組んでみてくださいね。

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