ぎっくり腰の治療法!治療期間や自宅でできる対処法とは?

治し方

ぎっくり腰になると激しい腰痛のため、動くのもままならないことがあります。

そんなとき、どこで見てもらえばよいのでしょうか。

こちらの記事では、ぎっくり腰の治療法などを詳しく解説しています。

ぎっくり腰になったときの参考にしてみてください。

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ぎっくり腰の治療は何科で受けられる?

ぎっくり腰になった場合、どこに行ったらいいか分からない方もいますよね。

ぎっくり腰になった場合、以下の病院で見てもらうのが一般的です。

整形外科

ぎっくり腰になった場合、整形外科を受診するのが一般的です。

外科医が勤務する整形外科では、レントゲンなどの画像検査でぎっくり腰の原因を探ります。

その上で薬やリハビリといった方法で症状の改善を図ります。

ペインクリニック

ぎっくり腰になった場合、ペインクリニックを受診する方法もあります。

ペインクリニックは整形外科とは異なり、麻酔科の医師が治療をおこなっています。

ぎっくり腰をはじめ、痛みの改善を専門とする医療機関です。

ぎっくり腰の治療法

ぎっくり腰の治療法は実にさまざまです。

代表的な治療法としては、以下のような方法があげられます。

薬物療法

整形外科でおこなわれる代表的な治療が薬物療法です。

ぎっくり腰に対しては、抗炎症薬や筋弛緩薬などが処方されます。

慢性腰痛の場合、抗不安薬や向精神薬が処方されるケースもあります。

神経ブロック注射

ペインクリニックでは、神経ブロック注射で症状の改善を図ります。

局所麻酔を患部付近に注射し、痛みの伝達をブロックするのが目的です。

神経の興奮を押さえ、症状の回復を早める効果も期待されています。

外用薬

ぎっくり腰に対しては、外用薬が処方されるケースもあります。

代表的な外用薬がモーラステープを始めとする湿布材です。

ぎっくり腰の場合は、冷感作用のある湿布が多く用いられます。

電気療法

電気療法もぎっくり腰の治療法の1つです。

最近はハイボルトの電流で痛みの緩和を図るケースが増えています。

超音波で患部の回復を促進する方法もあります。

装具療法

ぎっくり腰に対しては、装具療法もおこなわれます。

装具療法の代表例が、コルセットを着用する方法です。

患部周辺を固定し、動いたときの痛みを予防します。

手術療法

ぎっくり腰は通常、上記のような保存療法で改善するのが一般的です。

ただ、ぎっくり腰の中には、何らかの病気が原因となっているケースもあります。

重症例のヘルニアなどが確認された場合、手術療法が検討されることもあります。

整形外科で治療する以外の対処法

ぎっくり腰を発症する方の中には、次のような方も少なくありません。

  • ぎっくり腰を何度もくり返している
  • 病院に行っても湿布や痛み止めをもらうだけ

そのような場合、以下の施術所で見てもらう方法もあります。

整骨院

ぎっくり腰は急性腰痛症と呼ばれるケガの一種です。

ケガに対しては健康保険が適用されるため、整骨院で見てもらうことも可能です。

整骨院では主に電気療法で症状の改善を図ります。

鍼灸院

ぎっくり腰に対して、鍼の施術が有効なケースもあります。

注射針よりも細い鍼を使うため、患部に与える刺激が少なく抑えられます。

軽度のぎっくり腰であれば、一度の施術でよくなることも珍しくありません。

整体院

ぎっくり腰を何度もくり返す場合、整体院で見てもらう方法もあります。

整体院では全身のバランスを調整し、症状の根本的な改善を図っています。

国家資格ではないため、よい施術所を見つける点がポイントです。

ぎっくり腰の治療期間や費用はどれくらい?

ぎっくり腰になった場合、気になるのが治療期間や費用の問題です。

一概に「〇円です」とは言えないのですが、目安となる数字をご紹介します。

治療期間

ぎっくり腰は通常、1週間もすれば快方へと向かいます

そのため、病院での治療は一度で十分だと考えられます。

整骨院の場合、1週間は毎日通うように指導されることも少なくありません。

治療にかかる費用

病院でブロック注射をおこなった場合、3割負担で5,000~6,000円ほどかかります。

整骨院の場合は、初回が千数百円、2回目以降が数百円から千円程度かかります。

鍼灸院や整体院では保険が使えないため、数千円かかるのが一般的です。

自宅でできるぎっくり腰への対処法

ぎっくり腰になったけどすぐには病院に行けない。

…そんな場合は、落ち着いて以下のように対処しましょう。

安静 

ぎっくり腰の発症から1~2日は激しい痛みに見舞われます。

そのため、なるべく楽な姿勢で安静を心がけましょう。

楽な姿勢があるようなら、慌てて病院に行かなくても大丈夫です。

アイシング

ぎっくり腰を発症した場合、初期には強い炎症が見られます。

そのため、アイスパックや氷水を入れたビニール袋などで患部を冷やすのがおすすめです。

温めると炎症が拡大するので気を付けましょう。

仙腸関節のストレッチ

ぎっくり腰を発症した場合、基本的にはストレッチは避けましょう。

ただ、仙腸関節をストレッチすると、症状の緩和につながるケースがあります。

  1. ベッドや布団にあおむけで寝る
  2. 両ひざを立てた状態で左右に倒してみる
  3. 痛みの出ない方へ両ひざを30秒ゆっくりと倒す
  4. 両ひざを反対側にゆっくり倒して痛みを確認する
  5. 痛みに変化がない場合③を繰り返す

仙腸関節の動きを出すと、ぎっくり腰のつらい症状を改善する効果が期待できます。

どちらに倒しても痛いようであれば、無理をせず安静を心がけましょう。

正しい対処でぎっくり腰を早く治そう!

ぎっくり腰になった場合、まずは病院で検査してもらうことが重要です。

原因不明と言われた場合は、整骨院や鍼灸院、整体院で見てもらう方法もあります。

ぎっくり腰の症状は、基本的に一週間もすれば快方へと向かう傾向にあります。

症状が落ち着いたら、再発予防に取り組むことをおすすめします。

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