ストレスがぎっくり腰の原因に?メカニズムを知って対処しよう!

原因

「ぎっくり腰で病院に行ったけど、原因が分からないと言われた」…そんな経験はありませんか?

もしかしたら、そのぎっくり腰はストレスが原因かもしれません

こちらの記事では、ストレスとぎっくり腰の関係を専門家が分かりやすく解説しています。

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ぎっくり腰はストレスが原因で起こる?

ぎっくり腰はストレスが原因?

ぎっくり腰の原因は、実はハッキリと分かるケースの方が少数例です。

多くのぎっくり腰は、レントゲンやMRIで検査をしても原因が分かりません。

そのような腰痛を非特異的腰痛と呼んでおり、腰痛全体のおよそ8割を占めます。

そして、非特異的腰痛の多くに、ストレスが関わっていると考えられます。

ぎっくり腰とストレスの関係について

ぎっくり腰とストレスの関係

ぎっくり腰の原因となるストレスは、大きく分けて

  • 身体的ストレス
  • 精神的ストレス

の2つに分類されます。

身体的ストレス

身体的ストレス
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身体的ストレスは、身体にかかる物理的なストレスを意味します。

ぎっくり腰の原因となる代表的な身体的ストレスが、不良姿勢や長時間の同一姿勢です。

不良姿勢や長時間の同一姿勢によって、腰まわりやお尻の筋肉が硬くなります。

疲れて硬くなった筋肉はもろいゴムのように切れやすくなります。

そのため、ふとした動作でぎっくり腰を発症しやすくなるのです。

精神的ストレス

精神的ストレス

精神的ストレスも、ぎっくり腰の発症リスクを高めることが分かってきています。

職場の人間関係や仕事上のトラブル、家庭内の問題など、精神的ストレスはさまざまです。

精神的ストレスが蓄積すると、脳が「悲観脳」の状態になります。

悲観脳の状態になると、痛みを感じるセンサーが過敏になります。

その結果、ぎっくり腰を始めとした腰痛を引き起こしやすくなるのです。

ぎっくり腰を起こすストレスのセルフチェック法

セルフチェック

ぎっくり腰がストレスによって引き起こされると知って驚かれたのではないでしょうか。

とはいうものの、自分ではストレスを自覚できないケースもあると思います。

そこで、以下のリストをチェックし、自分のストレス状態を把握してみましょう。

・同じ姿勢で座っている時間が長い

・立ちっぱなしの仕事をしている

・昔から姿勢が悪いとよく言われる

・運動不足気味である

・最近になって急に体重が増えた

・ぎっくり腰になったことがある

・歩くとすぐにつかれる

・仕事に行きたくない日が多くなってきた

・痛みがないのになかなか寝付けない

・身体が冷えやすい

・人前に出ると緊張する

・訳もなく不安になることがある

・腹筋が弱い

・ひざが痛くなりやすい

・ちょっとしたことでイライラしやすい

以上の項目に当てはまる数が多いほど、心身のストレスが溜まっていると考えられます。

5つ以上該当する場合、ぎっくり腰予防のために整体の施術などを受けるとよいでしょう。

原因不明のぎっくり腰はどこで見てもらえばいい?

原因不明のぎっくり腰を見てもらう場所

整形外科で検査をしてもぎっくり腰の原因が分からない場合、

  • 心療内科
  • 整骨院・接骨院
  • 整体院

で見てもらう方法があります。

心療内科

心療内科

ぎっくり腰を繰り返す方の多くに、精神的ストレスが見受けられます。

そのため、原因となるストレスを取り除かない限り、腰痛が完治しません。

一般的な治療で効果が出ないと、さらにストレスが増すといった悪循環にも陥りかねません。

そのような場合、心療内科で原因を根本から解消する必要があります。

整骨院・接骨院

整骨院

整骨院・接骨院では、超音波(エコー)検査で痛みの原因=炎症を探ります。

炎症が確認できれば、アイシングをするなどの処置をしてくれます。

健康保険が適用されるのも、整骨院・接骨院を受診するメリットの1つです。

ただし、健康保険が適用されるのはぎっくり腰を発症したときだけです。

慢性的な腰痛には健康保険が適用されないので注意しましょう。

整体院

整体院

整体院では、ぎっくり腰の原因となる誤った身体の使い方を改善してくれます。

骨盤だけでなく全身のバランスを整え、ぎっくり腰の予防をするのに効果的です。

ただし、実際にぎっくり腰を発症したときは、整形外科で痛み止めの治療を受ける方がよいでしょう。

整体院の施術は、繰り返すぎっくり腰を予防したいときにおすすめです。

ストレスによるぎっくり腰を発症した場合の注意点

ストレスによるぎっくり腰の注意点

ストレスによるぎっくり腰を発症した場合、次のような点に注意しましょう。

自己判断で放置しない

自己判断で放置しない

ストレスによるぎっくり腰を発症した場合、自己判断で放置するのは避けましょう。

医療機関で検査してみると、思わぬ原因(疾患)が潜んでいる可能性もあります。

初めてぎっくり腰を発症した場合、整形外科で見てもらうのが一般的です。

何度も発症を繰り返している場合は、行きつけの整骨院で見てもらってもよいでしょう。

急性期は無理をして動かない

無理をして動かない

ぎっくり腰を発症すると、激しい痛みのため不安になると思います。

ただ、ぎっくり腰のほとんどは1週間もすれば改善に向かうものです。

そのため、急性期(発症後2日ほど)は無理をして動かないようにしましょう。

痛みを我慢してまで病院に行くよりは、安静にしている方が回復を早めます

発症から3日ほどしたら、少しずつ身体を動かすようにしましょう。

再発予防を怠らない

ぎっくり腰は原因を取り除かない限り、何度でも再発する可能性があります。

そのため、症状が落ち着いたら再発予防に取り組みましょう。

再発を防止するためには、自分のぎっくり腰の原因を知ることが重要です。

ストレスを発散してぎっくり腰の予防につなげましょう!

ストレス発散

近年の研究によって、ストレスがぎっくり腰の原因になることが分かってきました。

精神的ストレスはもちろん、疲労や睡眠不足などの身体的ストレスにも要注意です。

病院の検査で原因が分からない場合、ストレスの可能性を疑ってみましょう。

ストレスを解消すれば、ぎっくり腰の再発リスクを下げられますよ。

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