ぎっくり腰がなかなか治らないのは、腸内環境に問題があるのかもしれません。
本記事では腰痛と腸の関係や、腸内環境の改善法などについて解説します。
風邪やストレスでお腹の調子を崩しやすい方は参考にしてください。
ぎっくり腰と腸の関係・内臓-体制反射とは?

腰痛と腸の関係について理解するためには、内臓-体制反射について知る必要があります。
内臓-体制反射とは
内臓-体制反射は自律神経反射の一種で「受容器→自律神経→効果器」の経路であらわれる反応を意味します。
受容器(内臓)に異常が生じると、効果器(筋肉)の緊張や痛みが生じます。
簡単に説明すると、内臓と筋肉には関連性があるというわけです。
腰痛と腸の関係

内臓-体制反射で考えた場合、受容器(腸)に異常が生じると、効果器(筋肉)に痛みや緊張が出やすくなります。
つまり、腸が硬くなるとお腹の筋肉が緊張して腰痛が出やすくなるのです。
実際、ぎっくり腰を発症する方の多くに腸腰筋の緊張が見られます。
腸内環境が悪いことのデメリット
腸には全身の免疫細胞の7割が集まっているとされます。
そのため、腸内環境が悪化すると免疫力が低下し、身体の回復力が衰えます。
腸腰筋の緊張と免疫力の低下が重なると、ぎっくり腰を発症しやすくなると考えられるのです。
内臓から考えるぎっくり腰を発症しやすい方の特徴

内臓-体制反射から考えると、次のような方はぎっくり腰を発症しやすいと言えるでしょう。
排便障害をお持ちの方
便秘や下痢などの排便障害がある場合、ぎっくり腰の発症リスクが増加します。
お腹には腸腰筋という筋肉があり、腸管が硬くなることで筋緊張を生じるのです。
実際、腰痛をお持ちの方の多くに、腸腰筋の筋緊張が見られます。
月経困難症をお持ちの方

月経困難症をお持ちの方も、ぎっくり腰の発症リスクが増加します。
腸腰筋は筋膜を介して子宮とつながっており、筋緊張が生じると月経に悪影響をおよぼすためです。
腸腰筋を緩めると月経困難症が改善する例は少なくありません。
お腹が冷えている方
お腹が冷えている方もぎっくり腰の発症リスクが高いと言えるでしょう。
特に冷たいものを好むなど、腸を冷やすと腰まわりの筋緊張を生じやすくなります。
ぎっくり腰をくり返す方の場合、触診するとお腹が冷たいことも珍しくありません。
ぎっくり腰を予防するための腸内環境改善法

腸内環境を改善するためには、次のような方法を試すことがおすすめです。
普段から温かいものを摂取する
腸内環境を改善するためには、普段から温かいものを摂取することが重要です。
冷たいものを摂取すると腸が冷えるため、腰痛の発症リスクが高くなります。
夏でもなるべく常温の飲み物を摂取するよう心がけましょう。
食事内容を見直す

食事内容を見直すことも、腸内環境を改善するためには欠かせません。
特に意識して食物繊維や発酵食品などを摂取するよう意識しましょう。
食物繊維や発酵食品は善玉菌のエサとなるため、日常的に摂取することがおすすめです。
適度に身体を動かす
腸内環境を改善するためには、適度に身体を動かすことも必要です。
適度に身体を動かすと血行が促進され、身体の回復力が向上します。
また、自律神経のバランスを整え、腸の機能を正常に保つことも期待できます。
質の良い睡眠をとる

腸内環境を改善するためには、質の良い睡眠をとることも欠かせません。
脳と腸は深く関わっているため、質の良い睡眠で脳を休めることが重要です。
質の良い睡眠をとるためには、早寝早起きして朝日を浴びることがおすすめです。
腸内環境を良好に保ちぎっくり腰を予防しましょう!

腸には全身の7割もの免疫細胞が集まるため、腸内環境の悪化はさまざまな不調のリスクを高めます。
ぎっくり腰に関しても、腸内環境の悪化により発症リスクが増加する可能性もあります。
今回ご紹介した方法で腸内環境を改善し、ぎっくり腰の予防に努めましょう!

