【ぎっくり腰の治し方】治療法や自分でできる対処法をご紹介!

治し方

「ぎっくり腰になってしまい、明日の仕事に行けるか心配!」「病院の受付時間が終わっている!」

そんなときに、正しい対処法を知っておかないと、ぎっくり腰を早く治すことができません。

こちらの記事では、ぎっくり腰の原因や正しい対処法について専門家が分かりやすく解説しています。

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ぎっくり腰の原因

ぎっくり腰の原因

病院で検査をしても、ぎっくり腰の原因がハッキリ分かるケースはそれほど多くありません。

ただ、ぎっくり腰を発症する方には、次のような特徴が見られます。

  • ・筋肉が硬くなり過ぎている
  • ・身体をねじって曲げる動作をよくおこなっている
  • ・ストレスがたまっている

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

筋肉が硬くなり過ぎている

ぎっくり腰を発症する方に多いのが、筋肉が硬くなり過ぎていることです。

筋肉が硬くなると、ほんの少しの衝撃でも傷つきやすくなります。

重いものを持つだけでなく、くしゃみや咳でぎっくり腰になるのもそのためです。

身体をひねって曲げる動作をよくおこなっている

腰をねじって曲げる動作

ぎっくり腰になる方の共通点として、身体をひねって曲げる動作が多いことも挙げられます。

専門的に言うと捻転(ねんてん)と側屈(そっくつ)が、ぎっくり腰の発症リスクを高めます。

立った姿勢で机の上のスマホを取ろうとして、手を横に伸ばして身体を倒すような動作です。

腰の骨は身体をねじって曲げる動作に弱いため、ぎっくり腰の発症リスクが高くなります。

ストレスがたまっている

ストレスの蓄積もぎっくり腰の原因となります。

精神的ストレスはもちろん、身体的なストレスもぎっくり腰のリスクを高めるのです。

仕事による疲労や、睡眠不足の状態は続いていませんでしょうか。

ストレスによる悲観的な感情が腰痛を招きやすいことは、科学的にも証明されています。

ぎっくり腰はどこで見てもらえばいい?

ぎっくり腰を見てもらう場所

「ぎっくり腰になったけど、どこで見てもらえばいいのか分からない」

そんな場合、整形外科で見てもらうのが一般的ですが、場合によっては整骨院や整体院で見てもらう手もあります。

整形外科

整形外科

整形外科では医師が診察や治療をおこなっています。

薬物療法(痛み止めの薬)や装具療法(コルセットなど)でぎっくり腰の改善を図ります。

ぎっくり腰の原因が分からない場合、まずは整形外科を受診するのが基本です。

整骨院(接骨院)

整骨院(接骨院)では、ぎっくり腰やねんざなどのケガを保険で見てもらえます。

電気療法や温熱療法、テーピングなどで症状の改善を図ります。

ぎっくり腰を繰り返す場合、行きつけの整骨院(接骨院)を作っておくのも1つの手です。

整体院

整体院

整体院では骨盤矯正や筋膜リリースなどでぎっくり腰の改善を図ります。

病院や整骨院(接骨院)で改善が見られないぎっくり腰が、整体院の施術で解消されるケースも少なくありません。

ただ国家資格ではないため、施術者によって技術にばらつきがあります。

ぎっくり腰を早く治すための対処法

ぎっくり腰を早く治すための対処法

ぎっくり腰を早く治すためには、時期ごとに正しく対処する必要があります。発症からの時間経過によって、次のように対処するのが正解だと覚えておきましょう。

発症から1~2日

ぎっくり腰の発症から1~2日は患部を冷やすのが基本です。

発症から48時間程度は炎症期なので、冷やすことで痛みを緩和する効果が期待できます。

冷湿布にはそれほど冷やす効果がないため、アイスパックなどを利用するのがおすすめです。

発症から3日以降

ぎっくり腰の発症から3日が経過したら、温める方向に切り替えましょう。

痛いからといつまでも冷やしていると、血行不良によってかえって症状の回復が妨げられます

お風呂などに浸かって気持ちよく感じるようであれば、温める方向に切り替えるタイミングです。

発症から1週間以降

ぎっくり腰の発症から1週間が経過したら、ストレッチなどでお尻まわりの筋肉を緩めましょう。

お尻まわりの筋肉を緩めると、腰にかかる負担を減らす効果が期待できます。

ぎっくり腰で病院に行けないときに自分でできる6つの対策

ぎっくり腰で病院に行けないときの対策

ぎっくり腰になっても、すぐには病院に行けないこともありますよね。

そんなときは次のように対処すると、つらい症状を緩和し、回復を早められますよ。

無理をせず安静にする

ぎっくり腰を発症すると、普通の腰痛とは比べ物にならない痛みがあらわれます。

そのタイミングで無理をしてしまうと、さらに症状が悪化してしまいます。

そのため、発症直後は無理をせず安静にするのが一番です。

発症から1~2日は無理をせず、楽な姿勢でいるよう心がけましょう。

横向きで丸くなって寝る

横向きで寝る

ぎっくり腰を発症した場合、横向きで背中を丸めて寝るようにしましょう。

あおむけやうつ伏せは症状の悪化につながるので避けたほうが無難です。

抱き枕を足の間に挟んで寝るのもおすすめです。

アイスパックで患部を冷やす

ぎっくり腰にともなう痛みがひどい場合は、患部をアイスパックなどで冷やすのもおすすめです。

1時間につき10分程度冷やすのを繰り返すと、徐々につらい症状が緩和してきます。

コルセットで腰を保護する

コルセット

ぎっくり腰でも動かなければいけないときは、コルセットなどで腰を保護しましょう。

コルセットによって動く範囲が制限されるため、腰にかかる負担を軽減する効果が期待できます。

また、コルセットを巻いている安心感も、症状を早く回復させる結果につながります。

炎症期をすぎたらできるだけ身体を動かす

ぎっくり腰の発症直後は安静が一番ですが、炎症期(発症後48時間)を経過したら、できるだけ身体を動かしましょう。

安静にする期間が長すぎると、かえって症状の回復が遅くなります。

とはいっても、痛みを誘発するような無理な運動をする必要はありません。

家事や買い物など、できる範囲で身体を動かせば十分です。

痛みが長く続く場合は早めに病院へ!

ぎっくり腰の症状は大変つらいものですが、たいていの場合は1週間ほどで快方に向かいます。

ただ、痛みがいつまでも引かない場合、ヘルニアなどの疾患を発症している可能性もあります。

そのようなときは、なるべく早めに専門医に見てもらいましょう。

正しい対処がぎっくり腰を早く治す結果に!

ぎっくり腰になると、激しい痛みのためにパニック状態になることもありますよね。

ただ、ぎっくり腰の症状は1週間もすれば自然と快方に向かうものです。

慌てずに冷静に対処すれば、ぎっくり腰はそれほど怖い症状ではありません。

今回ご紹介した方法を参考に、ぎっくり腰に正しく対処し、早く治せるようになりましょう。

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