突然激しい痛みに襲われるぎっくり腰。
少しでも早く改善したい場合にツボ押しは効果があるのでしょうか。
本記事ではぎっくり腰の改善・予防に効く6つのツボをご紹介します。
ぎっくり腰を発症したときにおすすめのツボ3選
ぎっくり腰を発症した場合、患部周辺を刺激することは厳禁です。
炎症を悪化させる恐れがあるため、腰から離れたツボを使いましょう。
おすすめのツボは以下の3つです。
- 腰腿点(ようたいてん)
- 委中(いちゅう)
- 承山(しょうざん)
3つのツボの場所について詳しく解説します。
腰腿点(ようたいてん)
腰腿点(ようたいてん)のツボは手の甲の2ヶ所にあります。
- 人差し指と親指の骨が交差する場所の内側
- 薬指と小指の骨が交差する場所
ぎっくり腰の痛みが出ている側の腰腿点(ようたいてん)を2ヶ所刺激しましょう。
委中(いちゅう)
委中(いちゅう)のツボは、ひざの真裏にあります。
ひざ裏の横しわのちょうど中央部が委中(いちゅう)のツボにあたります。
両手てでひざの裏を持ち、人差し指や中指で気持ちよく感じる部分を押しましょう。
腰痛だけでなく足のむくみの改善効果も期待できます。
承山(しょうざん)
承山(しょうざん)のツボはふくらはぎの真ん中に位置しています。
ふくらはぎの盛り上がった筋肉の下部、アキレス腱との境い目が目安です。
すねを握るようにしてつかみ、親指でツボを押しましょう。
冷え性の改善にも効果的なツボです。
ぎっくり腰の慢性期や予防におすすめのツボ3選
ぎっくり腰の症状が落ち着いた場合や、予防目的なら以下のツボ3つがおすすめです。
- 腎兪(じんゆ)
- 三陰交(さんいんこう)
- 太衝(たいしょう)
ぎっくり腰予防などにおすすめの3つのツボについて解説します。
腎兪(じんゆ)
腎兪(じんゆ)のツボはウエストのくびれの高さにあります。
両手で脇腹をつかみ、背骨から指の幅2本分離れた位置を親指で押しましょう。
坐骨神経痛にも効果的なツボとされています。
三陰交(さんいんこう)
三陰交(さんいんこう)のツボは、内くるぶしから指の幅4本分上にあります。
小指で内くるぶしに触れ、人差し指でツボを刺激するとよいでしょう。
生理痛など婦人科系の症状の緩和にもおすすめのツボです。
太衝(たいしょう)
太衝(たいしょう)のツボは、足の親指と人差し指の交差する場所にあります。
押したときに気持ちよく感じる場所を探すとよいでしょう。
心身の疲労を回復させるのにも効果的なツボとされています。
ツボ押しをする際のポイント
ぎっくり腰に限らず、ツボ押しをする際のポイントは次の3つです。
- 正確な場所にこだわる必要はない
- ツボ押しの後は水分補給を忘れない
- 血行促進を意識する
3つのポイントについて解説します。
ツボの正確な場所にこだわる必要はない
ツボ押しをする際に、ツボの正確な場所にこだわる必要はありません。
大まかな位置を把握したら、気持ちよく感じる点を刺激すればOKです。
違うツボに当たったとしても、基本的に症状が悪化するようなことはありません。
ツボ押しの後は水分補給を忘れない
ツボ押しの後には、水分補給を欠かさないようにしましょう。
ツボ押しで血行を促進すると、老廃物が体外に出やすい状態になります。
水分を補給することで、老廃物の排出がスムーズにおこなわれます。
血行促進を意識する
ツボ押しをする際には、血行を促進するよう意識しましょう。
ツボを5秒押したら、力を抜くということを繰り返してみましょう。
ツボ周りにある血管を圧迫した後に開放するイメージです。
繰り返すうちに周囲の筋肉が緩んでくることが分かると思います。
ぎっくり腰でツボ押しをする際の注意点
ぎっくり腰でツボ押しをする際には、以下の3点に注意しましょう。
- 患部の周辺は触らない
- 痛みが出る姿勢を取らない
- ツボを強く押しすぎない
3つの注意点について詳しく見ていきましょう。
患部の周辺は触らない
ぎっくり腰でツボ押しをする際には、患部の周辺を触らないようにしましょう。
患部の周辺を刺激すると、炎症を悪化させる恐れがあります。
痛みが強い間は手や足など、腰から離れたツボを使うことが基本です。
痛みが出る姿勢を取らない
ぎっくり腰でツボ押しをする際には、痛みが出る姿勢を取らないよう気を付けましょう。
ひざなどのツボを押す場合には、横向きに寝た状態でおこなうとよいでしょう。
痛い方を上にして背中を丸めることもポイントの1つです。
ツボを強く押しすぎない
ぎっくり腰に限らず、ツボを強く押しすぎることは厳禁です。
強く押しすぎると、かえって筋肉が硬くなり症状の改善を妨げます。
ツボ押しは気持ちよく感じる範囲でおこなうことが原則です。
ツボ押しでぎっくり腰を改善・予防しましょう!
ぎっくり腰を発症した場合には、腰腿点など腰から離れた場所のツボを押してみましょう。
症状が落ち着いてきたら、腎兪など腰まわりのツボを刺激するのも効果的です。
ぎっくり腰を発症すると、症状が改善するまでに時間とコストがかかります。
普段からツボ押しを行い、ぎっくり腰の発症を予防することがおすすめです。