年末年始のぎっくり腰への対処法

治し方

年末年始にぎっくり腰を発症すると、すぐに病院に行けない可能性があります。

症状がどのように経過するのかを知り、適切に対処すると早期改善につながるでしょう。

本記事では年末年始のぎっくり腰の原因や対処法を解説します。

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年末年始のぎっくり腰の原因

年末年始のぎっくり腰の原因

年末年始のぎっくり腰は主に以下の原因で起こります。

  • 大掃除
  • 帰省
  • 冷え
  • ストレス

それぞれについて解説します。

大掃除

大掃除

年末年始のぎっくり腰で多く見られる原因の1つが大掃除です。

とくにお風呂掃除や床掃除など、しゃがんだ状態から立ち上がる際に発症しがちです。

掃除機やフローリングの掃除で発症するケースも少なくありません。

帰省

帰省も年末年始の見られるぎっくり腰の原因の1つです。

車や新幹線に長時間座っていると、腰や股関節周囲の筋肉が硬くなります。

そのタイミングで無理な動作をすると、筋線維の断裂によりぎっくり腰のリスクが増加します。

冷え

冷え

年末年始のぎっくり腰の原因としては冷えも挙げられます。

身体が冷えると筋肉が硬くなるうえ、血行不良により回復力が低下するためです。

身体が冷えた状態で寝ていると、朝起きる際にぎっくり腰を発症するケースが多く見られます。

ストレス

ストレスも年末年始にぎっくり腰を発症する原因の1つです。

年末年始は忘年会や親戚づきあい、暴飲暴食、夜更かしなどの機会が増えます。

ストレスは自律神経のバランスを乱し、身体の回復力を低下させます

その結果、ぎっくり腰の発症リスクが増加するわけです。

年末年始のぎっくり腰への対処法

年末年始のぎっくり腰への対処法

年末年始にぎっくり腰を発症したら、次のように対処してください。

  • 楽な姿勢を探す
  • 急性期は冷やす
  • 発症から48時間経過したら温める
  • 過度の安静は避ける

ぎっくり腰の早期改善のためには適切な対処が欠かせません

以下の対処法を参考に、つらいぎっくり腰に悩まされる時間を少しでも短くしてください。

楽な姿勢を探す

楽な姿勢を探す

ぎっくり腰を発症したら、まずは楽な姿勢を探してください。

一般的にぎっくり腰を発症すると、特定の場所に痛みが出る傾向にあります。

楽な姿勢が見つかるようであれば、慌てて病院を受診する必要はありません

無理に動くとかえって症状を悪化させる恐れがあります。

就寝の際は痛い方をうえにして、横向きで寝るのがおすすめです。

急性期は冷やす

ぎっくり腰の発症からおよそ48時間、炎症が強くあらわれます(急性期)。

痛みがあまりにも強い場合、アイスパックなどで一時的に冷やすとよいでしょう。

1時間につき10分ほど冷やすのが目安です。

発症から48時間経過したら温める

発症から48時間経過したら温める

ぎっくり腰の発症から48時間が経過したら、温める方向に切り替えてください。

いつまでも冷やしていると血行が悪くなり、かえって症状の回復を妨げます。

お風呂につかりリラックスすると自律神経が整い、症状の回復を促進する効果が得られます。

過度の安静は避ける

ぎっくり腰を発症したからと言って、過度の安静は避けてください。

腰痛診療ガイドラインにも、安静よりも活動性の維持が有益と記載されています。

激しい運動は必要ありませんが、日常の動作は無理のない範囲で行いましょう。

年末年始のぎっくり腰を予防する方法

年末年始のぎっくり腰を予防する方法

いったんぎっくり腰を発症すると、1~2週間ほど腰痛に悩まされてしまいます

年末年始のぎっくり腰を避けるため、以下の点を意識しましょう。

  • 急に立ち上がらない
  • 長時間の移動は休憩をはさむ
  • 身体を冷やさない
  • ストレスをため込まない

それぞれについて解説します。

急に立ち上がらない

急に立ち上がらない

年末の大掃除をする際、しゃがんだ姿勢から急に立ち上がらないようにしましょう。

お風呂や床を掃除したあと、急に立ち上がると硬くなった筋肉が断裂するリスクが高いためです。

両ひざに手をついて中腰になり、ゆっくりと背筋を伸ばしていくのがポイントです。

長時間の移動は休憩をはさむ

帰省や旅行で長時間移動する際は、適度に休憩をはさみましょう。

長時間の同一姿勢は筋緊張を招き、ぎっくり腰のリスクを高めるためです。

新幹線で帰省する方は、たまに車両内を歩くとよいでしょう。

身体を冷やさない

身体を冷やさない

年始のぎっくり腰を予防するためには、身体を冷やさないことが第一です。

冷えは血行不良や筋緊張を招き、ぎっくり腰の発症リスクを高めます。

お風呂で身体を温めるのはもちろん、外出の際は貼るカイロを利用するのがおすすめです。

ストレスをため込まない

ストレスをため込まないことも、年始のぎっくり腰を予防するポイントの1つです。

自分なりの方法でストレスを発散すると、自律神経の乱れを予防する効果が期待できます。

飲み会が続いている方は、胃腸に優しい食事を心がけるよう意識してください。

適切な対処で年末年始のぎっくり腰を早く改善しましょう

適切な対処で年末年始のぎっくり腰を早く改善しましょう

年末年始のぎっくり腰を発症したら、まずは痛みが出ない姿勢を探してください。

痛みが出ない姿勢が見つかれば、慌てて病院を受診する必要はないと考えられます。

痛みが強い場合は患部を冷やし、48時間が経過したら温める方向に切り替えるのがポイントです。

今回の記事を参考に、年末年始のぎっくり腰の早期改善にお役立てください。

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