お盆休みにぎっくり腰になったときの対処法

治し方

かつてはぎっくり腰は冬に多く見られましたが、最近は夏に発症する方も少なくありません。

なかでもお盆休みにぎっくり腰になると、病院が開いていなくて困る方もいるでしょう。

本記事では、お盆休みにぎっくり腰になったときの対処法や、夏にぎっくり腰が増える理由を解説します。

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お盆休みにぎっくり腰が増える原因

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以前はぎっくり腰や寝違えは、冬場に多く見られる症状でした。

最近になりお盆をはじめ、夏場にぎっくり腰が増えた理由は以下のとおりです。

  • エアコンの普及
  • 内臓の疲労
  • 水分不足
  • 睡眠不足・睡眠の質の低下

エアコンの普及

夏場にぎっくり腰が増えた理由の1つがエアコンの普及です。

エアコンによる冷えで腰まわりの血行が悪くなると、腰痛やぎっくり腰の発症リスクが増加します。

また、室内と外期の寒暖差により自律神経のバランスが乱れ、血行不良によりぎっくり腰を起こしやすくなります。

内臓の疲労

夏場になると食欲が低下する方は、内臓の疲労によるぎっくり腰のリスクが増加します。

特に腸は筋膜を介して腰の筋肉とつながっているため、腸の調子が悪いと腰痛が出やすくなります。

夏場にお腹を壊しやすい方は要注意です。

水分不足

水分不足も夏場にぎっくり腰を起こす原因の1つです。

夏場は水分を多くとるイメージがありますが、それ以上に汗で出ていくケースも少なくありません。

体内の水分が不足すると筋肉が硬直し、ぎっくり腰を起こしやすくなります。

睡眠不足・睡眠の質の低下

最近の日本の夏は、夜間も25℃を下回らない熱帯夜の日が増えています。

就寝中にエアコンが切れるなどして睡眠の質の低下が低下すると、身体に疲労が蓄積してぎっくり腰の発症リスクが増加します。

エアコンによる身体の冷えが血行不良を招き、朝起きたときにぎっくり腰を発症する方も少なくありません。

お盆にぎっくり腰を発症したときの対処法

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病院が開いていないお盆にぎっくり腰を発症したら、次のように対処しましょう。

  • 最初の2日間はなるべく安静に
  • 3日目からは無理のない範囲で身体を動かす
  • 患部を冷やすのは48時間まで

最初の2日間はなるべく安静に

お盆にぎっくり腰になったら、最初の2日間はなるべく安静にしましょう。

ぎっくり腰にともなう強い炎症が、発症から48時間程度続く(急性期)ためです。

絶対安静は必要ありませんが、無理な動作やストレッチなどは避けるのが無難です。

寝るときは痛い方をうえにして横向きになって抱き枕を使用したり、足の間にクッションなどをはさんだりすると腰にかかる負担が減少します。

3日目からは無理のない範囲で身体を動かす

ぎっくり腰の急性期が過ぎたら、無理のない範囲で身体を動かし始めてください。

痛みをかばって安静にしすぎると、周囲の筋肉が硬くなり症状の回復が遅くなりがちです。

ただし、腰をひねったり左右に倒したりする動作はなるべく避けてください

患部を冷やすのは48時間まで

お盆にぎっくり腰になっても、患部を冷やすのは48時間までと覚えておいてください。

急性期に一時的に患部を冷やすのは、あくまでも痛みを感じにくくさせるためです。

3日目以降も患部を冷やすと、血行不良によりかえって症状の回復が遅くなります

お盆のぎっくり腰を予防する方法

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お盆のぎっくり腰を予防したり、慢性腰痛を改善したりするためには、普段から以下の3点を意識しましょう。

  • お風呂で身体を温める
  • 冷たい物をとりすぎない
  • 水分だけでなく塩分も摂取する

ぎっくり腰は初期対応を誤らなければ短期間で改善しますが、再発するケースが多いため日常的なケアが大切です。

参考:厚生労働省「腰痛対策」(PDFが開きます)

お風呂で身体を温める

夏場になると入浴をシャワーで済ませる方も多いですが、少しずつぎっくり腰のリスクが増加すると覚えておきましょう。

エアコンが原因で意外と身体が冷えており、血行不良により腰まわりの筋肉が硬くなる傾向にあります。

お風呂で身体を温めると筋緊張が緩むだけでなく、リラックス作用により睡眠の質を高める効果も期待できます。

冷たい物をとりすぎない

お盆のぎっくり腰を予防するためには、冷たい物をとりすぎないことも大切です。

冷たい物を好んで食べると内臓が冷やされ、深部体温の低下により筋肉が硬くなるためです。

エアコンのきいた部屋では、夏場でも温かい食べ物や飲み物を意識的にとるよう意識しましょう。

水分だけでなく塩分も摂取する

大量に汗をかく夏は、水分だけでなく塩分も摂取する必要があります。

水分だけとっていると体内の塩分濃度が低下し、筋肉の異常な収縮を招く恐れがあります。

水分補給する際は経口補水液やスポーツドリンクを選ぶのがおすすめです。

お盆のぎっくり腰を早く治して夏を楽しみましょう

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お盆にぎっくり腰になる方の多くに、身体の冷えや腰まわりの筋緊張が見られます。

夏場もできるだけ身体を冷やさないように意識することが、ぎっくり腰の予防につながります。

今回ご紹介した対処法を参考に、お盆のつらいぎっくり腰を早く改善へと導いてください。

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