梅雨どきは不調が出やすいシーズンですが、ぎっくり腰もよく見られる症状の1つです。
近年では天候の変化と不調の関係についての研究が進んでいます。
本記事では梅雨にぎっくり腰が増える原因と、予防する5つのポイントについて解説します。
梅雨にぎっくり腰が増える原因
梅雨にぎっくり腰が増える主な原因は以下の通りです。
- 気圧の変化
- 寒暖差
- 運動不足
- エアコンによる冷え
- 湿度の上昇
気圧の変化
梅雨にぎっくり腰が増える原因の1つが気圧の変化です。
天候悪化により気圧が下がると、自律神経のうち交感神経が優位に傾きます。
交感神経が優位になると、血管が収縮し血流の悪化を招くことがわかっています。
血流の悪化により疲労物質が蓄積すると、結果的にぎっくり腰を発症しやすくなるのです。
寒暖差
寒暖差も梅雨にぎっくり腰が増える原因の1つです。
梅雨時に雨が降ると気温が下がり、筋肉の緊張を生じやすくなります。
筋緊張があるときに無理な動作をすると、ぎっくり腰の発症リスクを高めます。
運動不足
梅雨にぎっくり腰が増える原因としては、運動不足に陥りがちな点も挙げられます。
雨が降ると外で身体を動かすのが億劫になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
運動不足も血行不良や筋緊張を引き起こし、ぎっくり腰の発症リスクを高めます。
梅雨時はスポーツジムなどで身体を動かす方法もあります。
エアコンによる冷え
エアコンによる冷えも、梅雨にぎっくり腰が増える原因の1つです。
夏場のエアコンが苦手という方は多いのではないでしょうか。
エアコンで身体が冷えると筋緊張を生じ、ぎっくり腰の発症リスクを高めます。
特に公共の交通機関はエアコンが強い傾向にあるため注意が必要です。
湿度の上昇
意外に思われるかもしれませんが、梅雨の湿度もぎっくり腰が増える原因の1つです。
湿度が高くなるとヒスタミン濃度が上昇し、腰に炎症を起こしやすいためです。
慢性的に腰痛をお持ちの方は、室温でなく湿度を下げるとよいでしょう。
梅雨のぎっくり腰を予防する5つのポイント
梅雨のぎっくり腰を予防するには、以下の5つのポイントを押さえておくことが重要です。
- 湯船で身体を温める
- 汗をかく練習をする
- 疲れを溜め込まない
- ストレッチで身体を柔軟に保つ
- エアコンの設定温度に注意する
湯船で身体を温める
梅雨のぎっくり腰を予防するには、普段から湯船で身体を温めましょう。
洋の東西を問わず、冷えは万病の元とされています。
暑い時期こそしっかり身体を温めることがポイントです。
汗をかく練習をする
ぎっくり腰を予防するには、梅雨の間に汗をかく練習をしましょう。
エアコンの効いた部屋で汗をかかずにいると、自律神経の切り替えがうまくできません。
適度に身体を動かすなどして、サラサラの汗をかくことがポイントです。
疲れを溜め込まない
梅雨のぎっくり腰を予防するには、疲れを溜め込まないことも重要です。
ぎっくり腰の多くは日常の疲労を積み重ねた結果として起こります。
お風呂で温まり質の良い睡眠をとるよう心がけましょう。
ストレッチで身体を柔軟に保つ
ストレッチで身体を柔軟に保つことも、梅雨のぎっくり腰を予防する方法の1つです。
特に股関節を柔軟に保つと、腰への負担を緩和する効果が期待できます。
時間がない方は寝ながらできるストレッチに取り組みましょう。
エアコンの設定温度に注意する
梅雨のぎっくり腰を予防するためには、エアコンの設定温度に注意しましょう。
外気温との差を3℃~4℃程度に留めることがおすすめです。
タイマーをかけるときは、3時間後に切れるようにするとよいでしょう。
生活リズムを整えて梅雨のぎっくり腰を予防しましょう!
ぎっくり腰の多くは日常の生活習慣を積み重ねた結果として起こります。
気圧が下がり湿度の高い梅雨時は、特に体調変化に気をつけることが重要です。
質の良い睡眠と入浴を心がけてストレッチに取り組み、梅雨のぎっくり腰を予防しましょう!