「突然背中が痛くなった」「息を吸うと背中が痛む」
上記の症状がある方は、ぎっくり背中の疑いがあります。
本記事ではぎっくり腰の原因や症状、および病気の可能性を解説します。
ぎっくり背中とは?

ぎっくり背中は病名ではなく、急にあらわれる背中の痛みの総称です。
ぎっくり腰とは異なり、椎間板や関節に問題があるケースは少ないです。
どちらかというと、肩甲骨あたりに痛みが出やすい傾向にあります。
ぎっくり背中の症状

ぎっくり背中を発症すると、主に以下のような症状が見られます。
ぎっくり背中を発症すると、痛みのピークが2日ほど続きます。
ぎっくり背中の原因

ぎっくり背中の主な原因は以下のとおりです。
背中の筋緊張

ぎっくり背中を起こす方の多くに、背中の筋肉の緊張が見られます。
緊張しが筋肉は硬くなり、古くなったゴムのように切れやすいのが特徴です。
不意の動作で硬くなった筋線維が断裂すると、ぎっくり背中を発症するリスクが増加します。
冷え

首や背中が冷えると寝違えだけでなく、ぎっくり背中も引き起こしやすくなります。
筋肉が冷えて硬くなると、少しの衝撃で筋線維の断裂を起こすためです。
また、身体が冷えて血行が悪くなると、回復力が低下してぎっくり背中を起こしやすくなります。
睡眠の質の低下

就寝中に成長ホルモンが分泌されると、細胞分裂が活発化して身体の修復が行われます。
睡眠の質が低下すると、身体の修復が遅れて背中の発症リスクが増加します。
睡眠の質が低下する原因はストレスや運動不足、過度の飲酒、スマホの見過ぎなどさまざまです。
不良姿勢

デスクワークなどで不良姿勢が続くと、筋緊張によりぎっくり背中を発症しやすくなります。
とくに猫背や巻き肩の方は、背中の筋肉が硬くなりやすいため要注意です。
パソコン仕事の方はもちろん、スマホをよく見る習慣がある方も気を付けましょう。
筋肉や関節の柔軟性の低下

身体が硬いとケガをしやすいと言われますが、ぎっくり背中に関しても同様です。
とくに肩甲骨や肩関節が硬いと、背中の筋緊張を生じやすくなります。
子どもの頃は寝違えを起こしにくいのに、大人になると発症しやすいのもそのためです。
背中の痛みがある場合に考えられる病気やケガの可能性

ぎっくり背中は寝違えと同様に、誰にでも起こり得るケガの一種です。
しかし、場合によっては以下の病気やケガを発症している可能性もあるため注意が必要です。
ここでは、背中が痛い場合に考えられる主な病気やケガについて解説します。
内科系の疾患

原因不明の背中の痛みがある場合、急性膵炎や急性腎炎などを発症している可能性があります。
とくに急性膵炎の痛みは強く、安静にしていてもズキズキと激しく痛みます。
痛みが治まる楽な姿勢がないようであれば、速やかに医療機関を受診しましょう。
肋骨骨折

息を大きく吸ったときに痛みが出る場合、肋骨骨折を起こしている可能性があります。
肋骨は満員電車で押されるなどして、知らないうちに折れているケースが少なくありません。
原因不明の背中の痛みがある方は、整形外科で検査してもらいましょう。
神経痛

神経痛が原因で背中に痛みを生じるケースも少なくありません。
天候や湿度により痛みが出ることもあれば、原因不明の肋間神経痛が出ることもあります。
帯状疱疹の後に神経痛が出るケース(帯状疱疹後神経痛)もあります。
いずれにせよ医師に相談するのが重要です。
ぎっくり背中の治し方

ぎっくり背中の多くは自然に治りますが、早く治したい方は以下の3点を意識しましょう。
発症後48時間は無理をしない

ぎっくり背中を発症すると、48時間ほど強い炎症状態が続く(急性期)傾向にあります。
急性期には無理に身体を動かさず、患部を安静に保つのがポイントです。
ズキズキと痛むようであれば、アイスパックなどで冷やすのもおすすめです。
2日たったら温め始める

ぎっくり背中の発症から丸2日が経過したら、温める方向に切り替えましょう。
温めて血行を促進すると、患部の回復を促進できます。
痛いからといつまでも冷やしていると、かえって症状回復を遅らせるため注意が必要です。
無理のない範囲で身体を動かす

ぎっくり背中を発症してから2日ほどたったら、無理のない範囲で身体を動かしましょう。
ぎっくり腰と同様、ぎっくり背中の場合も安静が回復を早めることはありません。
とはいうものの、痛みが出るような無理な運動をする必要はありません。
ウォーキングやストレッチなど、できることからはじめれば十分です。
ぎっくり背中には正しく対処しましょう!

ぎっくり背中を発症すると、痛みのために日常の動作にも支障を来す可能性があります。
背中のケガは回復に時間がかかるため、発症初期は無理をしないようにしましょう。
今回の記事を参考に、ぎっくり背中を早期改善へと導いてください。

