ぎっくり腰を発症すると、突然のように激しい痛みに襲われるのが特徴です。
ただ、原因となる筋肉や関節の硬さは、普段の歩き方が問題なのかもしれません。
そこで、ぎっくり腰を予防する歩き方5つのポイントをご紹介します。
ぎっくり腰を予防する歩き方5つのポイント
ぎっくり腰を予防するためには、普段から次のような点を意識して歩きましょう。
- 少しだけ大股気味に歩く
- ひざを伸ばしすぎない
- 下を見て歩かない
- 太ももを少し上げるように意識する
- 疲れているときは歩きすぎない
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
少しだけ大股気味に歩く
ぎっくり腰を予防するためには、普段から少しだけ大股気味に歩くよう意識しましょう。
大股を意識することでつま先で蹴りだし、かかとから着地する歩き方になります。
この歩き方だと地面からの衝撃が吸収されやすく、ぎっくり腰の予防につながります。
大股といっても無理に足を広げる必要はありません。
普段よりほんの2~3センチメートル程度で十分です。
ひざを伸ばしすぎない
ウォーキングのときにひざを伸ばすように言われることは少なくありません。
しかし、ひざを伸ばしすぎると関節のクッション機能が低下し、腰への負担が増してしまいます。
加減が難しいのですが、必要以上に伸ばそうとしないよう心がけましょう。
下を見て歩かない
ぎっくり腰を予防するためには、下を見て歩かないようにしましょう。
下を見て歩くと猫背気味になり、背中が丸くなって腰への負担を増大させてしまいます。
歩くときは3メートルほど前方の地面を見るように意識しましょう。
歩きスマホも猫背の原因となるので避けたほうがよいでしょう。
太ももを少し上げるように意識する
ぎっくり腰を予防するためには、太ももを少し上げて歩くようにしましょう。
太ももを上げることで、自然と歩幅を広げることが可能となります。
ひざ関節や足関節(足首)、股関節もスムーズに連動しやすくなります。
疲れているときは歩きすぎない
疲れているときは歩きすぎないことも、ぎっくり腰の予防につながります。
歩くことは健康に取って有益ですが、物には程度というものがあります。
とくにぎっくり腰をくり返している方の場合、疲れているときの無理は禁物です。
ぎっくり腰になったときの歩き方
ぎっくり腰を発症した場合、次のような歩き方を意識しましょう。
- 家の中では伝い歩きする
- 肩幅を意識して足を出す
- 両腕を左右に振る
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
家の中では伝い歩きする
ぎっくり腰になってしまったら、家の中では伝い歩きをするとよいでしょう。
壁や家具に体重を預けることで、腰にかかる負担を軽減することが期待できます。
屋外では一時的に杖やトレッキングポールなどを利用するのもよいでしょう。
肩幅を意識して足を出す
ぎっくり腰になったら、肩幅を意識して足を出すように意識してみましょう。
モデルさんのように直線状を歩くと、腰にねじれが生じて痛みを生じやすくなります。
上半身と下半身が同じ方向を向くよう意識して歩きましょう。
両腕を左右に振る
ぎっくり腰になったら、腕を前後ではなく左右に振る意識で歩いてみましょう。
腕を左右に振る反動で足が出やすくなり、腰にかかる負担が軽減します。
前後に腕を振ると腰や背中に力が入るため、痛みが強く出る恐れもあります。
歩き方を見直してぎっくり腰予防!
歩くことは日常的に当たり前のようにおこなう動作です。
だからこそ、普段の歩き方が健康維持にとって重要となります。
今回ご紹介した歩き方を参考に、ぎっくり腰とサヨナラしましょう!