ぎっくり腰を即効で治す方法はある?早く仕事復帰するポイント

治し方

「明日の仕事は絶対に休めない!」「大事な用事があるので出かけなければならない」

…そんなときにぎっくり腰を発症すると、痛みのあまり絶望的な気分になりますよね。

本記事では、ぎっくり腰に即効性のある方法や、仕事に早期復帰するポイントを解説します。

ぎっくり腰を何度も繰り返す方には、特にご一読をおすすめします。

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ぎっくり腰に即効性がある「ひざ倒し体操」

ひざ倒し体操

ぎっくり腰に対する即効性を期待できる方法が、ひざ倒し体操です。

発症直後から取り組むことで、少しでもつらい症状を緩和し、回復を早める効果が期待できます。

ひざ倒し体操のやり方

ひざ倒し体操は、次のような手順でおこないましょう。

  1. 布団やベッドにあおむけで寝て両ひざを立てる
  2. 両ひざをそろえたまま少しずつ左右に倒し、痛くない方向を探す
  3. 痛くない方に30秒ひざを倒して元の姿勢に戻る
  4. 痛い方に倒して変化が見られないか確認してみる
  5. 痛みがある場合は、再度痛くない方へ両ひざを倒す
  6. 痛みが緩和するまで何度が繰り返す

ひざ倒し運動で痛みが緩和するメカニズム

仙腸関節

ひざ倒し運動で症状が緩和するのは、仙腸関節(図の赤丸)の可動域が向上するからです。

仙腸関節は骨盤の中央に位置しており、腰にかかる負担を緩和するクッションの役目があります。

ぎっくり腰を発症する方の多くに、仙腸関節の可動域低下が見られます。

身体が硬いとぎっくり腰になりやすいのもそのためです。

ひざ倒し体操で少しずつ仙腸関節の可動域を高めると、腰にかかる負担が徐々に軽減します。

その結果、ぎっくり腰の痛みを緩和する効果が期待できるのです。

症状の程度によっては、すぐに動けるようになるケースもありますよ。

ひざ倒し体操をおこなう際の注意点

注意点

ひざ倒し体操をおこなう場合、痛みを感じる方にはひざを倒さないのが原則です。

また、あおむけに寝られないほどの激痛がある場合は、無理をしないで安静を心がけましょう。

ひざ倒し体操は、ぎっくり腰の改善にとても効果的な方法ではあります。

ただ、ぎっくり腰の原因はさまざまであり、ひざ倒し体操が有効ではないケースもあります

とくに初めてのぎっくり腰の場合は、まず病院で検査してもらうことが重要です。

ぎっくり腰の痛みを少しでも緩和する方法

ぎっくり腰の痛みを緩和する方法

ひざ倒し体操以外にも、ぎっくり腰の痛みを緩和する方法はいくつかあります。

代表的な方法としては、

  • ブロック注射
  • 痛み止めの薬
  • コルセット

などがあげられます。

ブロック注射

ぎっくり腰の痛みを緩和する、もっとも簡単で効果的な方法がブロック注射です。

局所麻酔で患部周辺の神経を麻痺させ、痛みの信号が脳へ送られないようにします。

神経の興奮を鎮め、回復力を高める効果も期待されています。

痛み止めの薬

痛み止め

痛み止めの薬も、ぎっくり腰のつらい痛みを緩和するのに有効です。

ボルタレンやロキソニンなどが痛み止めの薬としてよく知られています。

すぐに病院に行けない場合は、痛み止めの薬を利用するのも1つの手です。

コルセット

ぎっくり腰の発症後にどうしても動く必要がある場合、コルセットの着用がおすすめです。

腰や骨盤をがっちり固定することで、痛みを誘発する姿勢が避けられます。

ただし、寝るときはコルセットを外すのが基本です。

ぎっくり腰を繰り返す方は、コルセットを常備しておくとよいでしょう。

ぎっくり腰の発症から早く仕事に復帰するまでのポイント

ぎっくり腰から早く仕事に復帰するポイント

ぎっくり腰の回復ペースは、正しく対処できるかどうかで異なってきます。

早く仕事に復帰するためにも、次の4つのポイントを押さえておきましょう。

急性期は安静が原則!

ぎっくり腰を発症すると、つらい症状が1~2日続きます。

その時期のことを、ぎっくり腰の急性期と呼んでいます。

ぎっくり腰の急性期には安静にするのが原則です。

この時期に無理をすると症状が悪化し、かえって仕事に復帰するのを遅らせてしまいます。

痛みが強い場合は、患部を冷やすとよいでしょう。

発症から3日たったら温める

ぎっくり腰の発症から3日が経過したら、身体を温めるようにしましょう。

痛いからといつまでも冷やしていると、血行不良によって回復を遅らせる結果となります。

お風呂にゆっくりと浸かり、身体の回復力を高めましょう。

適度に身体を動かす

ぎっくり腰から早く回復するためには、適度に身体を動かす必要があります。

痛いからと安静にしていても、ぎっくり腰が早くよくなるわけではありません。

安静が症状の改善を早めないことは、医学的にも証明されています

発症から3日ほどたったら、無理のない範囲で身体を動かし始めましょう。

再発を予防する

ぎっくり腰から仕事に復帰する場合、再発を予防することも欠かせません。

ぎっくり腰を再発すると、また仕事を休む結果となるからです。

身体が動かせるようになってきたら、少しずつストレッチに取り組みましょう。

ぎっくり腰はどこで見てもらえばいい?

整体院

ぎっくり腰を起こした場合、基本的には整形外科で見てもらうのが一般的です。

場合によっては、整骨院や整体院を利用する方法もあります。

そこで、どのようなときにどこへ行けばいいのか解説します。

まずは整形外科へ

初めてぎっくり腰を発症した場合は、まず整形外科で見てもらうようにしましょう。

ぎっくり腰の原因はさまざまであり、場合によっては重篤な疾患が潜んでいる可能性もあります。

また、速攻で痛みを緩和するには、ブロック注射がもっとも効果的な手段です。

何度も再発するときは整骨院・接骨院でも

整骨院・接骨院

ぎっくり腰を何度も発症する場合、整骨院や接骨院で見てもらう方法もあります。

大きな病院だと待ち時間長いため、すぐに見てもらえる行きつけの整骨院があるとよいでしょう。

ぎっくり腰の場合は健康保険が使えるため、リーズナブルな点もおすすめポイントです。

どこに行っても治らない場合は整体院や鍼灸院

ぎっくり腰がどこに行っても治らない場合は、整体院や鍼灸院で見てもらう方法があります。

整体院では痛みの原因となる身体のゆがみを取り除き、ぎっくり腰の根本的な改善を図ります。

鍼灸院では鍼や灸を利用し、身体にかかる負担が少ない施術をおこなうのが特徴です。

ぎっくり腰の予防目的で、整体院や鍼灸院を利用される方も少なくありません。

ぎっくり腰を速攻で治すならひざ倒し体操に取り組もう!

ぎっくり腰を速攻で治す

ぎっくり腰は急性腰痛症であり、原則として即効性のある治し方は存在しません

ブロック注射も痛みを感じなくさせる方法であり、根本的な改善法ではありません。

ただ発症直後からひざ倒し体操に取り組むと、症状の改善を早める効果が期待できます。

少しは身体を動かせるのであれば、積極的にひざ倒し体操をおこなうのがおすすめです。

ひざ倒し体操のやり方を覚えておき、早く仕事に復帰できるようにしましょう。

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