ぎっくり腰で整骨院や整体に行くと、骨盤がゆがんでいると言われるケースがあります。
では、骨盤がどのようにゆがむとぎっくり腰を発症しやすくなるのでしょう。
骨盤のゆがみに関するウソ・ホントと合わせて解説します。
骨盤のゆがみとは

骨盤は1つの骨ではなく、いくつかの骨が集まって構成されています。
それぞれの骨は靭帯で硬く結合しており、交通事故などよほどのことがなければゆがみません。
骨盤がゆがむという場合、骨盤の傾きを意味しているケースがほとんどです。
骨盤のゆがみとぎっくり腰の関係

骨盤は大きく分けて左右、前後の2方向へゆがむ(傾く)のが一般的です。
中には左に傾いて後ろへ倒れるなど、複合タイプのゆがみも見られます。
骨盤がどちらにゆがむと、どのような症状が出やすいのか解説します。
骨盤が左に傾いているタイプ

鏡を見た時に右肩が下がって見える方は、骨盤は反対に左に傾きがちです。
とくに右利きの方に多く見られるタイプの骨盤のゆがみです。
ぎっくり腰を発症すると、左の腰から骨盤にかけて痛みが出る傾向にあります。
骨盤が右に傾いているタイプ

鏡を見た時に左肩が下がって見える方は、骨盤は反対に右に傾いている可能性が高いです。
左に傾いているタイプとは反対に、ぎっくり腰の症状は右側に出やすい傾向にあります。
どちらかと言うと、珍しいタイプの骨盤のゆがみと言えます。
骨盤が後ろに傾いているタイプ

デスクワークなどで猫背の姿勢を続けると、骨盤が後ろに傾きやすくなります。
ぎっくり腰の症状は左右いずれかの腰部~臀部にかけて出やすい傾向にあります。
ぎっくり腰の発症前に、お腹の張りを感じる方も少なくありません。
骨盤が前に傾いているタイプ

筋力の弱い女性が椅子に座る際、胸を張りすぎると骨盤が前に傾きやすくなります。
骨盤が前に傾くと反り腰になり、ぎっくり腰の発症リスクが増加します。
ぎっくり腰を発症した際には、腰痛だけでなく足のしびれをともなうケースが少なくありません。
骨盤のゆがみを改善する3つの簡単な方法

骨盤のゆがみには大きく4つのタイプがあり、以下の方法で改善するのがおすすめです。
ここでは、骨盤のゆがみを改善する3つの簡単な方法を解説します。
ストレッチ

骨盤が左右に傾いている方は、お尻の筋肉をストレッチするのがおすすめです。
お尻の筋肉を緩めると骨盤が左右に引っ張られなくなり、正しい位置に戻りやすくなります。
ストレッチの手順は以下の通りです。
右利きの方はとくに左のお尻の筋肉をしっかりとストレッチしましょう。
大股歩き

骨盤が後ろに傾いている方は、いつもより大股気味に歩くよう意識しましょう。
歩幅が小さいと、どうしても猫背気味になるためです。
3メートル前方の地面を見て、肘を大きく後ろに振るのがポイントです。
正しい座り方

骨盤が前に傾いている反り腰の方は、普段の座り方を見直すのがおすすめです。
椅子に座る際には以下の点を意識しましょう。
座面に着いた坐骨に、上半身の体重を乗せるよう意識するのがポイントです。
骨盤のゆがみに関するウソ・ホント

整体院や整骨院では、不調の改善だけでなく骨盤矯正も行われています。
しかし、骨盤矯正の説明にはウソが混じっているケースもあるため注意しましょう。
ここでは、骨盤矯正に関する上記4点についてのウソ・ホントを解説します。
骨盤のゆがみを直すと痩せる…×

骨盤矯正をすると痩せると言われますが、医学的根拠は全くありません。
体重を減らすために必要なのは適度な運動と食事メニューの見直しです。
骨盤矯正に限らずエステなどの施術により、体重が減る可能性はありません。
骨盤のゆがみを直すとお尻が小さくなる…〇

骨盤のゆがみを直しても体重は減りませんが、お尻を小さく見せる効果はあります。
特に猫背や反り腰を改善すると、ヒップアップにつながるためです。
施術によって姿勢がよくなると、バストアップ効果も期待できます。
骨盤矯正をすると脚がまっすぐになる…〇

骨盤のゆがみを取ると股関節の回旋が改善され、O脚やX脚の改善につながります。
血行促進作用によりむくみが取れ、足の見た目痩せ効果も期待できます。
ただし、すねの骨自体が回旋している場合、残念ながらO脚やX脚の改善は期待できません。
骨盤矯正をすると代謝が上がる…△

骨盤矯正で上がるのは新陳代謝であり基礎代謝ではありません。
そのため、骨盤矯正の施術で痩せる可能性はないわけです。
ただし、施術により新陳代謝がよくなれば美肌効果などが期待できます。
骨盤のゆがみを直してぎっくり腰を予防しましょう

骨盤のゆがみは左右・前後への傾きを意味するケースがほとんどです。
傾いた状態が続くと筋緊張が強くなり、ぎっくり腰のリスクが増加します。
今回の記事を参考に骨盤の傾きを解消し、ぎっくり腰を予防するのがおすすめです。


