ぎっくり腰を早く治す方法!時期によって正しく対処しよう!

治し方

ぎっくり腰について調べていると、

「安静が一番」「冷やしたほうがいい」

「無理のない範囲で動いた方がいい」「温めた方がいい」

と正反対のアドバイスが見られます。

実は、ぎっくり腰を早く治すには、時期によって正しく対処することが重要なのです。

こちらの記事では、ぎっくり腰を早く治す正しい方法をご紹介しています。

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ぎっくり腰を早く治すために知っておくべきこと

ぎっくり腰を早く治すためには、正しい知識が必要です。

そこで、ぎっくり腰とは何なのか、簡単にご紹介します。

そもそもぎっくり腰ってなに?

ぎっくり腰は病名ではなく、急性の腰痛全般を指す呼び名(急性腰痛症)です。

ヘルニアが原因のこともあれば、腰椎捻挫によって発症することもあります。

また、筋線維が断裂して激しい痛み起こすこともあります。

ぎっくり腰の原因はなに?

実はぎっくり腰のほとんどが、検査をしても原因不明とされます。

最近になって有力視されているのが腰痛借金説です。

腰へのダメージが徐々に蓄積し、限界を超えるとぎっくり腰になるという説です。

慢性腰痛の方がぎっくり腰になりやすいことを考えても、納得できるお話ではないでしょうか。

ぎっくり腰を早く治す方法!

ぎっくり腰を早く治すためには、時期ごとに正しく対処することが重要です。

むやみに冷やしたり温めたりするのではなく、正しい対処法を知っておきましょう。

安静にするのは発症から1~2日

ぎっくり腰の程度は人によってさまざまです。

一般的には炎症状態が48時間程度続くため、1~2日は安静を心がけましょう。

この時期に無理をすると、症状の回復を遅らせてしまいます。

痛みがひどい場合は患部をアイスパックなどで冷やしてもよいでしょう。

発症から3日したら温める方向に切り替える

ぎっくり腰=炎症=冷やすと思っている方も多いのではないでしょうか。

実は炎症には治癒反応という側面もあります

そのため、冷やしてばかりいると血行不良を起こし、回復が遅れるのです。

ぎっくり腰の発症から3日ほどたったら、温める方向に切り替えましょう。

安静はぎっくり腰の回復を早めません!

ぎっくり腰を発症したからといって、長期間安静にするのはNGです。

安静にしていると周囲の筋肉が硬くなり、かえって症状の回復を遅らせます。

発症から3日ほどたったら、無理のない範囲で動くようにしましょう。

安静が腰痛の回復を早めないことは、医学的にも証明されています

ぎっくり腰を早く治すにはどこで見てもらえばいい?

ぎっくり腰の治療や施術はいろいろな場所でおこなっています。

そこで、治療院や施術所ごとのメリットやデメリットをご紹介します。

整形外科

整形外科では、ぎっくり腰を始めとしたケガの治療をおこなっています。

国家資格を持つ医師が診断、治療にあたっています。

メリット

  • 医師が治療にあたっている
  • ブロック注射など即効性のある治療が受けられる
  • 信用がある

デメリット

  • 原因が分からず痛み止めと湿布だけ渡されることも
  • 大きな病院では待ち時間が長い
  • ブロック注射が効かないケースも少なくない

選ぶときのポイント

整形外科を選ぶ場合、腰痛を得意としている医師が在籍しているか確認しましょう。

一口に整形外科医といっても、得意とする分野は人それぞれです。

ホームページなどで経歴や出版物などを確認するとよいでしょう。

整骨院・接骨院

整骨院・接骨院では、国家資格者の柔道整復師が施術にあたっています。

捻挫(ぎっくり腰を含む)や打撲、挫傷なら健康保険が使えます。

メリット

  • 国家資格を持つ柔道整復師が施術にあたっている
  • 待ち時間が短い
  • 施術費が安い

デメリット

  • 電気をあてるだけの施術所も
  • 何度も通うようにいわれる
  • 短時間マッサージ屋さんのような施術所もある

選ぶときのポイント

整骨院・接骨院を選ぶ場合、施術方針や回復の見通しを説明してくれる所を選びましょう。

毎日のように来院を促され、イヤになってしまうケースもあります。

実際に通っている方の意見を聞くもの参考になるでしょう。

整体院

整体院では自費の施術でいろいろな不調の改善にあたっています。

病院で治らなかった症状が、整体の施術で改善したという例も多く見られます。

メリット

  • 患部だけでなく全身のバランスからぎっくり腰の原因を見つけてくれる
  • 時間をかけてじっくり問診・施術してくれる
  • 1人1人に合った身体の使い方をアドバイスしてくれる

デメリット

  • 健康保険が効かないため施術費が割高
  • 施術者の力量で改善効果が大きく異なる
  • ただのマッサージと変わらない施術所もある

選ぶときのポイント

整体院を選ぶときは、事前にホームページをしっかりとチェックしましょう。

派手な宣伝文句に惑わされず、誠実に対応してくれる施術所がおすすめです。

事前にメールなどで問い合わせするのもよいでしょう。

自宅でぎっくり腰を早く治すためのひと工夫

「ぎっくり腰になったけどすぐには病院に行けない」

「小さい子どもがいるので家を空けられない」

そんな方におすすめなのが、ひざ倒し体操です。

発症後すぐに始められ、ぎっくり腰を早く治すのに効果的です。

ひざ倒し体操のやり方

ひざ倒し体操は以下の手順でおこないましょう。

  1. 布団やベッドに仰向けで寝る
  2. 両ひざを90度に曲げて立てる
  3. 両ひざをそろえたまま左右に倒してみる
  4. 痛くない方に30秒間両ひざを倒す
  5. 30秒たったら反対側に倒して痛みを確認してみる
  6. 痛みが変わっていなかったら「4」を繰り返す

ひざ倒し体操の目的

ひざ倒し体操の目的は、骨盤中央にある仙腸関節の可動域を広げることです。

ぎっくり腰の多くが、仙腸関節の可動域低下によって引き起こされるからです。

ぎっくり腰の直後から取り組むと、症状の回復を早める効果が期待できます。

慢性腰痛にも効果的なので、腰痛持ちの方はぜひ取り組んでみてくださいね。

ひざ倒し体操の注意点

ひざ倒し体操をする場合、痛みのある方にはひざを倒さないようにしましょう。

また、あおむけになることもしんどいようなら、無理をせず安静が一番です。

動けるようになってから、ひざ倒し体操に取り組みましょう。

ぎっくり腰を早く治すためにも正しい知識を備えておきましょう!

ぎっくり腰を早く治すために、もっとも重要なポイントが正しい知識の有無です。

残念ながらぎっくり腰が一瞬で治るような方法は現在のところありません。

それでも正しく対処することで、つらい症状を少しでも早く回復させることが可能です。

今回ご紹介したポイントを参考に、ぎっくり腰を早く治せるようになってくださいね。

こちらの記事では、ぎっくり腰の予防法について徹底解説しています。

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