ぎっくり腰などの不調を予防するには、筋トレやストレッチが効果的です。
しかし、筋トレやストレッチに取り組む時間がない方もいらっしゃることでしょう。
そんな方には正しい歩き方を身につけることがおすすめです。
本記事では正しい歩き方のポイントやメリットについて解説します。
正しい歩き方を身につける3つのメリット
正しい歩き方を身につけると、以下の3つのメリットが得られます。
- 姿勢がよくなる
- 上半身にかかる負担が軽減する
- 運動効率がアップする
姿勢がよくなる
正しい歩き方を身につけるメリットの1つが、姿勢がよくなることです。
姿勢がよくなれば見た目やせにもつながります。
正しい姿勢で颯爽と歩けば若々しく見られることも期待できます。
上半身にかかる負担が軽減する
上半身にかかる負担が軽減することも、正しい歩き方を身につけるメリットの1つです。
下半身をしっかり意識することで、上半身に無駄な力が入りにくくなります。
その結果、ぎっくり腰や肩こりなどの不調の予防につながります。
運動効率がアップする
正しい歩き方を身につけると、運動効率をアップさせることにもつながります。
同じ時間だけ歩いた場合、正しい歩き方の方がしっかりと筋肉を使うためです。
生活習慣病の予防やダイエットにも正しい歩き方がおすすめです。
正しい歩き方を身につける5つのポイント
正しい歩き方を身につけるためには、5つのポイントを押さえておくことが重要です。
- 重心移動を意識する
- いつもより少しだけ歩幅を広げる
- 3メートル先の地面を見る
- 腕を後ろに引く意識を持つ
- 肩の位置が高くならないよう注意する
重心移動を意識する
正しい歩き方のポイント、1つ目は重心移動です。
歩くときには以下のように体重を移動させましょう。
- かかとから着地する
- 小指球に体重を乗せる
- 母趾球に体重を移動させ地面を蹴る
- かかとから着地する(以後くり返し)
足首を柔軟に保ち体重移動をスムーズにおこないましょう。
いつもより少しだけ歩幅を広げる
正しい歩き方を身につけるためには、いつもより少しだけ歩幅を広げましょう。
歩幅を広げると自然につま先で蹴りだし、かかとで着地するようになります。
いつもよりほんの2~3センチメートル広げる意識を持つだけで十分です。
3メートル先の地面を見る
歩くときには3メートル先の地面を見ることもポイントの1つです。
足元を見ると猫背に、遠くを見すぎると反り腰になるため気を付けましょう。
少しあごを引くイメージで歩くとよいでしょう。
腕を後ろに引く意識を持つ
正しい歩き方を身につけるためには、腕の振り方もポイントとなります。
前に振る意識が強いと上半身が反り、腰やひざにかかる負担が増加します。
歩くときには胸を張って、腕を大きく後ろに引くように意識しましょう。
肩の位置が高くならないよう注意する
歩くときには肩の位置が高くならないよう注意しましょう。
肩の位置が高くなると上半身に無駄な力が入り、肩こりなどのリスクが増加します。
肩の力を抜くため、歩く前に軽く屈伸運動をおこなうことも効果的です。
正しい歩き方を身につけるためにおすすめの3つのストレッチ
正しい歩き方を身につけるためには、ストレッチで関節を柔軟に保つことも重要です。
特に以下3つの関節をストレッチで柔軟に保つよう意識しましょう。
足関節のストレッチ
足関節(足首)は地面に最初に接するため、固いと地面からの衝撃を吸収できなくなります。
足首を柔軟に保つためには、湯船で正座をすることがおすすめです。
お湯の中では浮力がはたらくため、関節への負担が少ない状態でストレッチができます。
最初の30秒ほど正座したら、あとは足を伸ばしてリラックスしましょう。
膝関節のストレッチ
膝関節にも地面からの衝撃を吸収するはたらきがあります。
膝関節を柔軟に保つ場合も、湯船で正座することがおすすめです。
特に太ももの前側(大腿四頭筋)をしっかり伸ばすよう意識しましょう。
股関節のストレッチ
正しく歩くためには股関節の柔軟性も重要です。
股関節が硬いと下半身と上半身が連動せず、腰に大きな負担がかかります。
股関節のストレッチは以下の手順でおこないましょう。
- ヨガマットや床に長座する
- 左ひざを両手で抱えて胸の方へ引き寄せる
- 30秒たったら反対側も同様におこなう(3セット)
簡単にできるストレッチなので、寝る前などに毎日取り組むことがおすすめです。
毎日の意識づけで正しい歩き方を身につけましょう!
歩くことは人間にとって当たり前の動作の1つです。
だからこそ、日常的に正しい歩き方を意識していない方も多いのではないでしょうか。
正しい歩き方が身につくと、ぎっくり腰などの不調を予防する効果が期待できます。
今回ご紹介した点を参考に、正しい歩き方を身につけることがおすすめです。